患者さん・訪問者・職員を感染から守るために活動しています。
感染制御室の概要
感染制御室は、院内の感染症に対する予防及び対策を行うため、感染対策防止部門として設置されました。(平成25年10月設置)
患者さんと職員を院内感染から守るため、感染制御チーム(ICT)及び抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が中心となり感染防止に取り組んでいます。
感染制御チーム(ICT:Infection Control Team)
院内感染防止における諸対策の実践と推進を行うためのチーム
メンバー
医師(感染制御医師:ICD)、薬剤師、臨床検査技師、看護師(感染管理認定看護師:CNIC)、診療放射線技師、管理栄養士、理学療法士、臨床工学技士、視能訓練士、事務職員等、多職種で構成
活動内容
1.院内の感染防止対策の実践と発生した感染症の拡大防止対策を実施しています。
2.院内感染対策マニュアルを作成し、随時改訂を行い、感染防止対策について周知しています。
3.薬剤耐性菌や医療関連感染に関するサーベイランスを実施しています。
JANISサーベイランス(全入院部門・検査部門・手術部位感染・ICU部門)に参加しています。
4.週1回院内ラウンドを実施・指導を行っています。
5.全職員を対象とした感染研修会の開催(年2回)や、感染標語の発行などの活動を行っています。
6.針刺し切創、粘膜曝露防止など職業感染防止対策を行っています。
7.感染に関する各種相談(コンサルテーション)への対応を行っています。
8.アウトブレイクや種々の感染症発生時には、速やかな対応と職員への感染対策の周知徹底を行っています。
9.地域の医療機関と連携し、感染対策に取り組んでいます。
抗菌薬適正使用支援チーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)
患者さんへの抗菌薬の使用を適切に管理・支援するチーム
メンバー
医師、薬剤師、臨床検査技師、看護師
活動内容
1.抗MRSA薬やカルバペネム系薬等の指定抗菌薬の届出制を行っています。
2.指定抗菌薬使用例や血液培養陽性者等の早期からのモニタリングとTDM(薬物血中濃度)等を含めた抗菌薬適正使用の診療支援(フィードバック)を行っています。
3.適切な培養検査実施支援や施設内のアンチバイオグラムの作成など、抗菌薬の訂正使用支援に向けた体制の整備を行っています。
4.血液培養複数セット提出率などのプロセス指標および薬剤耐性菌発生率や抗菌薬使用量等のアウトカム指標の評価を行っています。
5.医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師を対象とした抗菌薬適正使用を目的とした研修会の開催(年2回)を行っています。
6.抗菌薬適正使用に関するマニュアルの作成し、随時改訂を行っています。
7.院内採用抗菌薬について、定期的に見直しを行っています。
(更新年月日 令和5年5月31日)