外来治療室(化学療法室)
がん化学療法(抗がん剤による治療)は副作用の管理技術が進歩した結果、患者さんは自宅で平常の日常生活・社会生活を送りながら外来で安全に治療を継続できるようになりました。
岩手県立大船渡病院では平成17年度から外来治療室を開設し、現在は改装工事を経て3階に移動し、1ヶ月110名程度の患者さんが外来化学療法を行っています。
外来治療室では治療中の患者さんがリラックスして過ごせるように、リラクゼーション効果のある静かな音楽を流しています。設備としてはベッド15床、各ベッドにはテレビ付頭床台とオーバーテーブルが設置されています。トイレも完備しております。各ベッドには一人ひとりの空間を大切にするため木目調のパーテーションで仕切られ、プライバシーに配慮しています。さらに完全予約制で患者さんの待ち時間を最小限にするように配慮しています。
専任の看護師・薬剤師が抗がん剤治療による副作用を最小限に抑えるよう、患者さんの体調をきめ細かく観察し、個々の患者さんのニーズに応じて援助しています。さらに、副作用の対処法や予防法についてベッドサイドで丁寧に説明させて頂きます。
患者さんが安全かつより快適な環境で安心して治療を受けていただけるよう、緩和ケアチームや専門分野の認定看護師、ソーシャルワーカーなど医療チームで関わらせて頂きます。電話等による緊急の相談等に、24時間対応できる体制を整備しております。
(更新年月日:令和6年4月1日)